女王執務室脱出編
誰もいないのを確認して、 私はそーっと執務室を抜け出した。 誰にも見つかりませんように…
「よお、お嬢ちゃん。」 きゃああああぁぁぁ〜っ!! 心臓が止まりそうになったわ。 何で、何でこんな所にオスカー様が… 「お嬢ちゃんが仕事でかんづめにされてるって聞いたんで 様子を見に来たんだが、その様子だともう終わったのか? よく頑張ったな。」
「どうかしたのか、お嬢ちゃん。」
…ど…どう言おう…
「は…はい、なんとか…」 「じつは…、まだ…」
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