女王執務室脱出編

 

 

「…お嬢ちゃん、今、俺に何か隠し事してるだろう。」

え、え?ええ〜〜っ!?
「ど…どうして…」
「お嬢ちゃんは嘘をつくと必ず俺の眼をまっすぐ見れなくなるからな。
まだ、終わってないんだろう。」
ドキーン!
オスカー様、こわい顔してる、
ホントに怒っちゃたんだ。
オスカー様の目。まっすぐ見られない。
何だか全部見透かされそうで…

「お嬢ちゃんに嘘をつかせてまで会いたいなんて思っちゃいない。
自分の責任も果たせないようじゃ一人前のレディとは言えないぜ。
俺も守護聖として陛下の足を引っ張る真似はしたくないしな。」
そんな、そんなぁ〜〜〜!
オスカー様後ろも振り返らずに行っちゃった。
やっぱり仕事にもどれってことなのかしら… くすん。

 

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