☆ フィレンツェで萌を見た ☆

 

 

 

 花の都フィレンツェです。ルネッサンスの花が咲き乱れ、多くの天才や芸術家を生み出した土地です。とはいうものの、スポンサーは教会が多いのでテーマは大変絞られます。キリストが十字架からおろされるシーン「ピエタ」、自分の息子を神の生け贄にしようとする「イサクの犠牲」、そして巨人ゴリアテを倒したダビテ像、等々

 しかし、天才揃いのルネサンスの時代、おとなしくフツーのダビテ像を作る人ばっかりじゃあありません。少年ダビテはあの奇才変人ホモの噂高いミケランジェロにかかればそれはもううっとり見てしまう様な肉体美の美青年です。ノコギリ一丁で3メートルはあるかという大理石をがりがり削り筋肉の一本一本うかんだ血管まで再現するという愛の傑作。このホモヤロー。(by K子さん)

 いや、もうお尻がすごい、きりっと引き締まってぱっつんぱっつんです。ダビテのお尻のアップやお股っつーか、「局部」をアップにした写真が土産物屋で売られていてびっくりしましたが、もっと驚くべきものを発見してしまったのです。

 ドナテッロの同じくダビテですが、これ、貧乳ですが胸ありますよ!腰くびれてますよ、後ろから見たらお尻が丸いですよ!「俺はこれを『世俗のダビデ』と呼んでいる。しかし、ルネッサンスとは素晴らしい。」と旦那は言っておりましたが、ここれはいわゆる同人でよく見る男性キャラを女性にしてエロを描くといういわゆる「女体化」というものでは?

 発注者の教会の人は怒りまくったそうですが、そらー怒るだろう。ちなみに典型的なダビテ像はこんなんです。ポーズは同じの様でありながら違うじゃん、ビミョーに!腰にやった手の動き、足の組み方!あんな美少女が巨人ゴリアテの首を踏みつけている姿はもうびっくりするほど色っぽいのです。萌だ!萌がここにある!

 コピーの様に全く同じポーズ同じ衣装、同じ表情、同じタッチを要求してきたゴシックから一気に羽ばたいたルネッサンスとはいえ、ここまでくるとおそるべしですよ。このころから人々の萌ジャンルBLや女体化は存在したのですね!さすがルネッサンスですよ!

 

☆ イタリア編トップ ☆ フィレンツェで萌を見た ☆ 天使まみれ ☆

 

 

 

新館入り口 トップに戻る