ASUKA12月号
(HALF BITTER)
ASUKA ゲット〜v
可愛いわよね〜、金の髪の女王候補さん。
泣いて笑ってケンカして〜♪
まあ、読んでいて痛かったのは、
彼女の告白した相手がオスカー様じゃなかったコトよ。
☆
でもまあ、星のさだめは移り変わるもの。
この先、どう転がっていくかは
宇宙の運行を司る女王陛下でもわからないのよ。
たとえば、その翌日
「それじゃあオスカー様、育成のほうよろしくお願いします。」
「承知した。エリューシオンに俺の強さを送るぜ。」
どうやら育成のお願いのようね。
「そうだ、昨日ランディとデートしたそうじゃないか。お嬢ちゃんもなかなかやるじゃないか。今度はまた俺ともデートしてくれよ。」
「………」
オスカー様ったら相変わらず。
こんな軽口じゃ、またからかってるだけに聞こえますわ。
金の髪の女王候補さんったら、真っ赤になっちゃって、これじゃあ、また誤解を招いてしまいますことよ。
まったく、オスカー様とのラブラブは私としても半分あきらめてますけどせめて、嫌われるのは私としては避けたいところですわ〜。
「オスカー様、私がランディ様とデートしたこと知っててそうおっしゃるんですか?」
あああ〜〜〜、怒ってる、怒ってる〜〜〜っ
「私、オスカー様とランディ様のゲームのトロフィーでもメダルでもありません!」
あああ〜〜〜〜〜、もうダメ〜っ
…って、え?
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オスカー様…あの…
「俺が君をいつメダルやトロフィーだと言った?」
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「俺はこれまで女性をモノ扱いしたことはただの一度もないぜ。君が誰と俺を比べてるのかは知らないがな。もっとも、俺は君を誰かと比べたこともない。」
きゃ〜〜〜〜っ!!もっとコワイ人が怒っちゃった〜〜〜!!
オスカー様、さすがの女王候補さんもかたまってますわ〜〜!
「もっとも、俺のいい方もよくなかった。からかって悪かったな、『お嬢ちゃん』」
い〜〜〜や〜〜〜っ!!
いい方は静かだけど、すっごいすっごい怒ってらっしゃる〜〜〜〜!!
このあとは、ほとんど聞こえるか聞こえないかの声で「失礼します。」といった女王候補さんがそそくさと執務室を出ていかれてしまったのだけれど…
オスカー様…本当によろしいの…?
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half bitter 2につづく
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…なんちって、あのASUKAの展開でオス×アンに移行しようと思ったら
この位の揺さぶりがないと無理だろうなあ〜〜。
いえ、しあわせそうな高校生カップルに水をさすのはアレなんだけど
一応、ここはオスカー様至上主義サイトなんで
この位の夢は見させてほしいの…
いいじゃん、夢なんだからさ…