kiss

 

 

 「きゃああああぁぁぁぁ〜!!」
今夜も飛空都市にうら若い女性の悲鳴が響き渡る。
「巨乳ハンター!あなたのパイ拓とらせていただきます!」
「きゃあああ〜〜v」

「そこまでだ!巨乳ハンター!」
「誰!?」
ふりかえった巨乳ハンターことアンジェリークの目に入ったものは、満月を背にたたずむ覆面の男だった。

 

 長身に広い肩幅、無駄のない筋肉に細い腰。ぴっちぴちの紺色のボディスーツに謎の覆面をかぶった怪人であった。
「貴方は一体…」
「俺の名は…」
覆面の怪人は月光をバックに一回転すると名乗りを上げた。

「レィプマーン!!」

  サンライズのアニメの如くあらゆる角度でキメポーズを取る。
「…へ…変態だ…この人…」
唖然としたアンジェリークが呟くと
「なにい!?貴様のような変態に変態呼ばわりされるとは心外だな。」
「変態とは失礼ね、私は巨乳ハンター!胸の大きい娘のパイ拓を集める正義の巨乳よ!」
「笑わせるな。そのカッコのどこが正義だ!」
「貴方に言われる筋合いはないわ!」
「なにはともあれ、この飛空都市に覆面の正義の味方は二人もいらん。巨乳ハンター、覚悟!」
こんな覆面の変態は一人もいらんがそんなことはまったく考えていない二人であった。
 レィプマンことオスカーは俊敏な動きで屋根から飛び降りると巨乳ハンターことアンジェリークとの前に立ちはだかると、そのまま両者にらみ合いのままじりじりと間合いをはかり続けた。(なんて女だ。まったく隙がない。)そして先に仕掛けたのはアンジェリークだった。
「こんな覆面の変態男に遅れをとるわけにはいかないわ!てえぃ!!」
アンジェリークのムチがうなる。不意をつかれてオスカーは一瞬後ろに下がるが覆面が裂けてしまった。
「しまった!」
レィプマンの覆面が裂けた。顔を見られる直前オスカーは顔を隠す。
「ひゅーほほほ、いかがかしら。服を裂くムチの腕は覆面にも有効なのよ。それじゃ飛空都市の女性を狙うケダモノ男の顔拓でも取らせていただこうかしら♪」
アンジェリークの手から墨汁が投げつけられる。
「そうはいくか!」
オスカーは飛んでくる墨汁を腕で受けとめると、アンジェリークのサングラスめがけて投げ返した。
「きゃあっ!」
急に目の前が真っ暗になってアンジェリークはうろたえる。その隙をついてアンジェリークの後ろに回ると、オスカーはアンジェリークの両手を後ろ手に手錠をかけた。
「勝負あったな。それじゃおイタをするじゃじゃうまにお仕置きするとするか。」
目の見えない状態のアンジェリークの耳元に後ろから息がかかる。
「目かくしした状態で後ろからっていうのもエキサイティングだろ。」
「ちょ…ちょっとそれって……いやああぁぁぁぁ〜〜ん!!!」

 巨乳ハンター絶体絶命!このままお仕置きされてしまうのか!?
 あきらめるな、巨乳ハンター!!
 闘え!巨乳ハンター!
 この続きはまた明日!!  

             つづく!!  

(ホントに翌日更新しちゃったよ…)

 

 

 

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