目的は六本木の「ポスト印象派展」
さて、歩けるか、立ち続けられるか、地下鉄は大丈夫かという自分への挑戦みたいな旅ですが、３日ほど留守にします。

ドルさん！ドルさん！
六本木の地下鉄は掘りすぎだというお話、なんとおそるべし！
エレベーター様々ですね
当日はゆるゆる移動しようと思っています。
ポスト印象派展は、もーどれもこれも大物揃いで、うちの旦那のラバさん「蛇遣いの女」も要チェックです。
ルソー、ステキです。
そうか、ドルさんのあのオシャレな絵はルソーとかと共通する部分があるのかも。
私、絵やマンガ描く人と展覧会行くの好きなんです。
「そうかー、こういう絵が好きなんだー」
と、ストーカーのようにワクワクします。
読み専の人と行っても、好みとか見方とか、なんか普通の人やガイドブックと違った見方をしていて、すごく楽しい。
美術館のレストランもなんとオサレな…食欲も思う存分刺激されますわ〜うひひ
ところで、ホモの話ですが、カップリングとは難しいものですのぅ
深町はなんだかんだ言って、艦長大好き副長とか世界を手玉にとる女王艦長とか、奇人変人が出まくるあのマンガの中ではきわめて常識人なので、私も攻の深町の行動の空白部分が多すぎです。
速水が深町スキスキなのはもういい、わかった、お前そこまで深町が好きか、はいはいはい、といえるのですが、深町の中で速水ってどの程度？
でも、素っ気なさそうで信頼しているところを見ると、（やまと着艦から沈没のあたり）くそー、やっぱりこいつらできてやがると思わずにいられないのですよ。（バカだから）
あんたらガチャピンとムックか！
ほとんど空気のような状態なので、夫婦か、と思うんですが、やっぱり深町が想像できない…ああ、でも空気ないと人は死んでしまうから〜。

滝も常識人なのに、でも攻は想像できちゃう。
だって草加は本当にかわい子ちゃんの悪魔ちゃんなので、男ならああいっそたぶらかされてみたい、と思うのも無理からぬことではないかと。
滝と草加は恋人でいけるのに、なんで深町と速水は夫婦くさすぎるんだろう…

さてさて、庭のブルーベリーがちょうどたわわに実っています。
土があうのかブルーベリーは毎年鍋３杯分くらいは実をつけてくれます。
ブルーベリーを鍋一杯もぎもぎしておりましたら…

「痛ったーっ」

突然右手に感電したような痛み
これは…あいつだ…！
 
イラガだーっ！（別名電気虫）

こやつはその全身のトゲに毒を持ち
触れるとバネのように針が飛び出してくる
仕組み的にはクラゲの触手のような毒虫です。
痒みはほとんどなく、触れた瞬間の電気ショックのような痛み。
そしてその後腫れ上がって、長くチリチリといたむ…

大あわてで針が残ってないか確認
冷たい流水で表面の毒を洗い流し冷やす
保冷剤で冷やしながら薬局へGO!
抗ヒスタミン剤入りステロイド軟膏をすぐにつけていたら痛みと腫れがぐんぐんひいてきて、よかった…明日皮膚科かと思ったよ。
最初の処置がよかったのかねぇ
以前よりそんなひどく……ん？

ステロイド軟膏…？

もうもうもう、久々に萌えスイッチが入った私は、敦賀での仕事を終えて職場に戻ると、通院のため残り少なくなった休みを２時間ダッシュでとって、車を一路敦賀にとって返しましたよ。
１日で敦賀まで２往復！
バカか、私は、バカで結構、そうだ、私はバカだ！
そんなこともあろうかと、車には護衛艦を特集した雑誌「J　SHIPS」が！
もうこれは運命だよ、私の！

しかし、もはや夕方
艦内見学をするとしても受付ギリギリではないかという不安が私のアクセルをガンガン踏ませる。
峠の曲がりくねった坂道をどえらいスピードで吹っ飛ばすバリバリ伝説状態。
敦賀港付近ではこのアホみたいに暑い中、走りながら窓全開で
「護衛艦はどこですか！」
と、道で作業しているおっちゃんに聞き、おっちゃんの指さす方へひたすら走る
私は走った、走った、走った
そして「８月４日ひゅうが見学会」という看板をみてそこの駐車場に停車
さぁ、ひゅうがとご対面ー！
・
・
・
ひゅうがはいつの間にこんなに小さくなったのだろう
それともひゅうがという艦は自衛隊に２つ存在するのだろうか…
艦底はどう見ても平らに見える
艦名は……「のと」
呆然とする私をにこやかに自衛官の方が
「見学の方ですか？こちらです」
と言いつつ、私の表情を見て
「もしかして『ひゅうが』ですか？
　だったら、左の方の道をまっすぐ行ったところです」
ああっ、なんなの、この女子に告白された男子がどきどきしていると、実は親友のひゅうがくんのことを…と言われてしまったようながっかり感。
ごめんなさい…！
のと君のことも大好きなんだけど、いまは見学受付終了１０分前のひゅうが君のところへ行かないと…！

再びバリバリ伝説とかした私はひたすら敦賀埠頭を渡る風としなって走り抜けるのだった。

この先、どれだけ絵が見れるかなぁ、と思ったら、やっぱり動けるうちに見ておけ、ということで！
将来動けなくなった時も
「あの時、あの絵を見たなぁ」
とテレビや美術書を見て思い出せるかもしれないじゃない。

今回の展示はさすがボストン美術館が改装工事のため、絵を今のうちに世界中回しちゃえ、というだけあって
まぁまぁまぁ
エル・グレコにはじまって
レンブラント、コロー、マネ、ドガ、モネ、ルノワール、セザンヌ、カミーユ・ピサロ、ゴッホ、
あらあらピカソ君にマティス君まで…！
ミーハーの私が知ってる作家がいっぱいで
あまりの内容にお腹いっぱい〜

やっぱり実物はすごいや
印刷物ではわからない筆遣いとか陰影とか
エル・グレコの絵は「実物は血色いいなぁ」
ゴッホは「印刷物が３Ｄならいいのに」と思うくらいの絵の具の量
マネの黒はなんて深い黒！
ルノワールは多分あの絵を描いた頃はすでにリウマチで手が動かなかったと思う。

でも今回の作品の中で一番いいなぁ、家に飾りたいわと思ったのが、ピサロの一連の風景画
タイトルは忘れたけど、まぶしいほどの光で私ならアレを「ぼくの夏休み」とタイトルつけちゃうね。