「そういえば、私この間護衛艦というのに乗ってきたんだけど、そういうのが好きな人もいっぱいいるのねぇ」

ぶほっ！？
なんですと！？
護衛艦ですよ、護衛艦！
およそ先輩の人生においてほとんど接点がない護衛艦ですよ。
しかも、そういうのが好きな人が目の前でうどん喰ってますよ！

なんでもバスツアーで護衛艦に乗ろうツアーがあったらしく、舞鶴までいかれたそうな。
うわああああああ〜なんてうらやましい。
「なんかね、自衛隊の人じゃないのにそっくりの服を着た人とか護衛艦の写真がいっぱい写った本を抱えた人がいっぱいいたのよ。
みんな目をきらきらさせてて、そういうの好きな人っているんだなぁと感心したわ。」
すいません、目の前に目をぎらぎらさせている、そういうのが好きな人が目の前にいます。
まさに「今、そこにある危機」のよう。
どきどきはらはら
いやー普通の人からいきなり護衛艦の話を振られると心拍数があがりますわ。

「そうですね、自衛隊の人もたいへんですよね。」
などと当たり障りのないことをいっていましたが
「あたごも見ましたよ。大変な事故でしたが、報道されないこともいっぱいあるみたいで、やっぱり大変そうでした。」
いい人！つか、改めて言うまでもなくいい人なので、ついつい私も口が滑っていたかもしれません。
はーどきどき☆
「そうですね、『イージス艦のくせに海面も見えないんでしょうかねぇ』とか無茶言う報道もありますよね」
などと、ええ、うっかりのど元まででかかったけど飲み込みました。