がさっと梢が揺れる音がして…
きゃーっ!な…なんでクラヴィス様が…
「アンジェリーク…そなたに呼ばれた気がした…。」
呼んでない、呼んでないーっ!
でも、こうしていらっしゃったってコトは…もしかしてクラヴィス様…

「ぐ…偶然ですね。クラヴィス様。」
「そうだな…。お前に呼ばれたような気がしたのはやはり気のせいか…」
クラヴィス様なんだかがっかりしたような顔で立ち去られていったわ。
悪いコトしちゃったかなあ。
でも、好きじゃない人に好きなそぶりをするのっていけないことだもの。
もう一度お祈りしよう もう出よう