アンジェリークデュエット DVD 上巻

オスカーさまとアンジェがお互いそうと知らず出会い、

名前も名乗らないまま別れたのだけれど

この直後、聖殿の謁見の間で二人は再会するのよ〜v

 

 さて、謁見の間にとおされたアンジェなのだけれど、そこには女王陛下を中心にずらりと並んだ守護聖様方。その間を通って陛下の御前に出るのだけれど、アンジェの目がはっととまったわ。だって、そこにはさっき道を教えてくださったオスカーさまが守護聖の正装で立っていらっしゃったんですもの。

 「………!」
 思わず立ち止まりそうになったアンジェはロザリアに促されてオスカーさまの前を通り過ぎたのだけれど、オスカーさまはアンジェと目を合わせることもなく、表情も変えないまま立っていらっしゃったわ。
(あの方…守護聖さまの一人だったんだ……さっきと感じが全然違う……)
 「女王の名において二人を女王候補と認める。」
 ぼんやりしている間もなく、試験開始の宣誓はなされ、女王試験に力を貸す守護聖様方が紹介されていったわ。もちろんオスカーさまも自己紹介をされたのだけれど、目を丸くしているアンジェとは対照的にいかにも今初めてあったかのように振る舞うオスカーさま。こういうところがオスカーさまなんだけどvだってここは聖殿、女王陛下の御前ですもの。この場合オスカーさまは陛下に忠誠を誓う騎士なのですわ。
 あれよあれよというまに、アンジェは試験の内容の説明、育成の方法と次から次へと引き回されてオスカーさまと顔を合わせたのもつかの間、すぐに別々の行動になってしまったの。

「オスカー、あの二人の女王候補どう思う?金の髪の方、あんたのこと知ってるみたいだったけど、何かあったのかな?」
 オリヴィエ様…相変わらず勘が鋭いですわ〜。まぁ、あれだけ目をまん丸にしたアンジェがオスカーさまを目で追っていたら、フツー二人の間に何かあったか、知り合いかと思うわよね。
「さあ、俺に見とれていたんだろう。」
 むー、あいかわらず食えない方ですわ。オスカーさまはそのままオリヴィエ様と軽口を叩いたまま立ち去ってしまわれたの。それもそうですわね、女王候補に力を貸し、試験の結果に影響を及ぼす守護聖と女王候補の一人が知り合いとなったら試験の公正性が疑われますもの。オスカーさまったら隙がないですわ。

 

 

この辺になってくると、アンジェも訳も分からないとはいえ、

周囲の雰囲気にどんどん促されていくのだわ。

アンジェもロザリアも緊張気味で初々しいですわ〜。

よかった、あの暴君と不思議ちゃんのままだったら大変だもの。

で、オスカーさまとのことはどうなったかというと

この続きはまた明日〜。

ありとあらゆる場面でオスアンがこのように織り込まれているので

まあ、うれしい悲鳴よねvうっとり……v