ASUKA8月号(予想)
今月のASUKAは一部の地域では金曜日発売で
何人かの女王候補さんたちは既にゲットされているようね。
ところがどすこい、しまちあきは辺境に住んでいるから発売が月曜日。
あちこちのサイトをのぞいて情報を拾い集めたり、
自分とこの掲示板のありがたい書きこみを読み漁ったりしているようね。
「JRの切符を手配して〜〜っ!大阪ならイベント用に指定回数券があるわ!
今から大阪までASUKA買いに行くーっ!!」
と、ほとんど正気じゃないわね…と思ったら
その怨念か、思いこみの強さか本もゲットしないうちに
水晶球になにやら怪しい影が…
☆
「この子?オスカー様がデートにお誘いしたお嬢ちゃんって。」
「素材はまあまあだけど、ものすごーく子どもコドモしていない?」
あらあら、オスカー様の私邸の綺麗どころのお二人だわ。
でも何だか雰囲気がヤバ気ね。
これっていわゆる女子トイレの呼び出しみたいなもの?
「私、お嬢ちゃんじゃありません…!
私のことオスカー様がご自宅でもそう呼んでるんですか!?」
「あら〜、なかなか言うじゃないこの子。」
「オスカー様がお気にとめるのも無理ないわねー。可愛いわよ。」
……トイレの呼び出しとはちょっと雰囲気が違うようね…
金髪の女性がそれはもうにっこりと笑って
それも嫌味な感じじゃないわ、アンジェの方を向くと
「でもねv」
「あんまり露骨に意地はった態度って度が過ぎると可愛くないわよ。」
「いや〜ね、だから子どもなんじゃな〜い♪」
ブルネットの女性がアンジェをぎゅ〜〜〜っと抱きしめて
何となくこわばっていたアンジェの表情もほぐれてきたみたい。(ほっ…)
「…あのう、何が言いたいんでしょう…。
オスカーさまとのデートやめるようにいいにいらっしゃったんですか?」
「とーんでもない。いやーね、逆よ逆v」
「オスカー様が気になさってる娘ってどんな子かな〜と思ってね。
噂じゃ蛇蝎の如くオスカー様を嫌ってるそうじゃない。
オスカー様は宇宙で一番ステキな方よ。そんな失礼な態度はいけないわ。」
「そうそう、強くて優しくて思いやりがあって
何より私たちすべての女性を尊敬されている方なのよ。」
きゃっきゃいいながらオスカー様の話を嬉しそうにされるお二人に
アンジェもちょっと不思議な顔をしているわ。
「お二人とも…オスカー様のことお好きなんですか?」
「もっちろんよ♪」(ステレオ)
「だったらなぜ…」
「うふふ、貴女にもいまにわかるわ。
オスカー様がどんなに私たち女性を大切にしているか。
だから私たちもオスカー様のことが大好きなのよ。
オスカー様の幸せのためなら
こんな風にはしたなく女王候補さんをとりかこんだり
デートをたきつけたりしたってへっちゃらなくらいねv」
「早く大人になりなさい。なんだったら私たちがアドバイスしてあげてもいいのよ。
一日も早くオスカー様にふさわしいレディになれるように。」
☆
軽やかに笑いながらお二人はオスカー様の私邸へ戻られたの。
あとに残ったアンジェリークはなにやら考え込んでいるみたいね。
「どうして…どうしてあの人たちオスカー様が好きなのかしら。
どうして、好きな人が他の人とデートしても平気なのかしら。」
「貴女にも今にわかるわ。」
「早く大人になりなさいv」
くすくすと笑いさざめくようなソプラノ
その言葉を頭の中でくりかえし、くりかえし…