ASUKA2月号

今月はランディ様とのちっす未遂から始まったのですが

ん〜宇宙の危機を前に

ランディ様を今まで通りに好きでいることはできないというアンジェ。

女王候補として自分の力で立ちはじめたようね。

………でも、これって「さようなら、桜小路くん」…じゃなくて

「さようなら、ランディ様」ってやつう〜?(意地悪)

なんて、ラビニアちっくな意地悪は別として

これで振り出しって感じかしら。

オスカー様の行動もランディ様をたきつけてるというより

真剣にランディ様を心配しているみたいで

兄貴と弟なのよね〜〜。

「答えが出るまでつきあってやる。」と言ったオスカー様。

果たして答えを出すのはランディ様?それとも…

 

 

 二人ともまだ子どもだと思っていた。だから、おもしろ半分にたきつけてみた。まさか、本当にこの二人が一気に恋に落ちるとは思わなかった。守護聖と女王候補の恋。それがどんな意味を持つのかさえ考えないそんな二人だったから。
 何も考えずに恋をしているとしたら、きっと、辛い思いをする…二人ともきっと傷つく…そして、それを見ているだけしかできない自分にどうしようもなく苛立った。

 結果は思ったよりもずっと早く来た。いや、それだけ世界の崩壊は早くなってきているのかもしれない。あの金の髪のお嬢ちゃんの翼が育ちきる前に。
 ランディはすっかり意気消沈している。思い詰めた顔で俺の部屋にやって来たが、口を開こうとはしない。
「俺は…お前に謝らなければならない。」
 こちらから口火をきった。言葉をさがすことさえ困難な坊やに言葉をさがさせるのは酷だ。
「面白がってお前とアンジェリークの仲を挑発した。お前のようなまじめな奴が恋にのめり込んだらどうなるか…」
 そう、まじめだったのだ。 まじめで本当にあの金の髪のお嬢ちゃんのことが好きで一直線に進んでいって、そして…傷ついた…甘かった。子どもだと思っていたのが、いつの間にか子どもではなくなっていた。ランディもあの小さかった泣いていたお嬢ちゃんも。
「オスカーさま…以前、女王候補と恋愛することの意味についておっしゃっていましたね。俺は…舞い上がっていてオスカー様の言葉の意味に気付かなかった。俺は…もう、アンジェリークとは…」
「……本当にそれでいいのか…?」
 守護聖と女王候補の恋、本当にそれでいいのか、この坊やは。まだ、この坊やは守護聖と女王候補…いや、女王との恋について何も分かっていない。守護聖と女王候補の恋は決して禁じられているわけではない、ただ……

 ………ただ………

 ……それを、俺の口から言うことはできなかった。それは個人の考え方、価値観、愛し方だ。だから、言葉には…ならない…そして、そこまでは俺にはできない。なぜなら…
「ランディ、外へ出ろ。」
 俺は練習用の剣をランディに投げ渡すと、自分も剣をとった。
「答えが出るまでつきあってやるよ。」

 

 結局、日が落ちるまでランディに稽古をつけていた。言葉にはならない、言葉では伝えられない。答えは自分の中にあるのに。こういうときは体を動かすのが一番だ。奴の体力が限界になって、ぶったおれたところで一区切りがついた。俺は、ぶっ倒れた後輩を休ませるとまだ動き足りない気がして一人で剣を振り続けていた。

「随分熱心にやってるじゃないか。」
 振り向くと極楽鳥がひらひらとこっちを見ていた。
「こういうときは体を動かすのが一番いい。言葉にならない答えを捜すときは。」
「それで、あんたの答えは出たのかい?ああ、まだ出ていないんだねえ。だから、まだ動き足りないんだ。」
 訳知り顔の同期の言葉にふと動きが止まる。
「……そうだな………」
 本気になったら、女王だろうが女王候補だろうが関係ない、と思っていた。 守護聖と女王候補の恋。 そして、大切な弟のような後輩と大切な……
「こういう時は体を動かすのが一番だ…」
 俺の中の答えは出るのか…それまで、世界は滅びの時を待っていてくれるのか、あの小さな少女は大人になるのを待っていてくれるのだろうか…
 日は沈み、見上げると頭上では月が浮かんでいた。

 

なににつけても、今月のASUKAは波乱だったわ。

オスカー様はうっとりするほどかっこいいしv

しっかし、何が驚いたって

森の湖でアンジェが物思いに耽っていたら

あの水の守護聖様がやってくるんだもん。

なぜ!?ランディ様との親密度はそこまで下がったの!?

 

黒いといえば今月のリュミエール様…、
私には「アンジェのところに行こうとしたランディをぶちのめして 代わりにやってきた」ようにしか見えなかったんですけれど。
「ウフフ、そうは問屋が卸しませんよ。 ここは私が点数を稼がせていただきましょう」みたいな…。
で、アンジェが甘えてくれなかったんで「ちっ!失敗か!」と…。
裏リュミエールに慣れてしまったせいでしょうか(^_^;)

 

まあ、いただいた はるち快晴様のメールにこんな鋭い説が…!

と、勝手にネタにしてすみません。

しかし、私一人が楽しむにはあまりに楽しい…じゃなかった

鋭い星のささやきですわ!