「…はい〜もしもし」（疲れていたので、よれよれ）
「あ、霧島先生のおかあさんですか？私、教育委員会のナカヤマといいます。」
なんだと、いかによれよれしているとはいえ、この私を齢６０はいっている義母とまちがえるとは。おもしろいので
「はい、左様でございます〜（よれよれ）」
「実は息子さんが学校で不祥事を起こしまして」
おやおや、それは大変だねぇ。体罰ネタかな、セクハラネタかな。
「はぁ、それで息子が何を…」
「生徒さんを殴ってけがをさせました。」
ほほう、体罰ネタできたか。
「今日、息子の学校はオープンスクールで生徒は来ていないと聞いていますが（大嘘）いつの話でしょう。」
「あ、昨日です。」
ばーか。昨日そんな不祥事起こしたら、今日はもう大騒ぎになって私の耳にも届いてるわ。
それになー、昨日は正真正銘旦那の学校は休みだったんだよ。
よし、確証は取った。これ以上話しても時間の無駄だし、例えガセでも我が家の情報を流すのも嫌だしそろそろ切り上げよう。
突然嫁モード、スイッチオン。詰問口調で
「昨日は体育大会の代休で主人は一日家にいましたけど。」
「………」
「あなた誰ですか？」
「あ…あっはっは」
「あはは、じゃありませんッ！」

切れやがりました。
すぐに旦那の学校に電話してこれこれこういう電話がありました、と連絡しました。
あとで旦那から電話があって
「携帯に着信あったけど、なんかあった？」というので
「あなた、子ども殴ってけがさせたんですって？きょーいく委員のナカヤマって人から電話あったけど。」
「ほぅほぅ、で、お金ふりこんどいてくれた？」
ちぇー、振り込んだことにしてへそくり作ればよかったかも。
大体、うちの旦那が先に手を出すことはまずないのだ。
手を出すというのは口で負けるから手が出るんだもん。
うちの旦那の口車はすごい、こういえばああ言う、ディベートと口頭試問で負けたことがない、口とおでこの広さは海江田四郎国家元首並なのですよ。

それにしても、年寄り相手に振り込め詐欺やって小金を稼ごうとする人がいるというのも情けない話。
ぼろが出てからの受け答え、あれは絶対まだ子どもの仕業だわ（この場合、20歳くらいかね）
「あ…あっはっは」っていかにも「ばれちゃった」みたいなのが情けない。
ろくに働きもせんと、年寄りの年金ねらうなんて困ったもんだわさ。

仕事はきっついですが、この頃、やっと慣れてきたのか面白くなりかけてきています。
チーム内で同じ実験に関する計画書を全員提出したのですが私の資料と計画書が採用になって、「あ、こいつに仕事任せられる」と思ってもらえてから、いろいろとやりやすくなっています。その分仕事は増えましたが、多分来年は研究発表を任せてもらえそうです。
まだまだわからないことばかりでこの年でわからないというのも辛いのですが、今の職場はいろいろ新しい知識がいっぱいひろえるのが何より楽しい。
根がオタクだから知識を拾い集めるのが楽しくて仕方がない。
「何だ、自分やっぱり実験好きだったんじゃん」とフラスコ握りしめてうっとりしています。病気だ。

しかし、現実的には歳も歳なので、やっぱり体使うフィールドは辛くなってきたみたいです。
元の職場からも派遣依頼とか仕事の依頼が上司を通じてやってくるらしいです。
元同僚が連絡してきたのですが…あっちも大変だなぁ。
今日も食事をかきこんでるとき、突然まぶたとか唇が半分目に見えてけいれんを起こすのでこの職場にいつまでいれるかなぁと不安になることもあるのでした。
体力をつけるってどうすればいいのさ。
旦那は「あと何年か働いたらやめてもいいぞ」と言ってくれるのですが、あんまりいい結果にならない気がする。
大体、私の性格が家にいるのに耐えられない。

明日も仕事です。
7時には仕事場に着かなくては。
夜は多分10時すぎると思うので、色塗りは今週ここまでかな。
バトンの回答はもうちょっと先になりそうです。
仕事きっついけど、うちに帰れば絵が描けるし、
「明日また行くべき職場がある幸せ」
が、感じられるうちは仕事してる気がするのでした。

アンジェのメディアミックスは途方もないので、時には「ああああーやってしまいましたか、こんなのを！」みたいな時があって
たとえば、DVDでなぜかいきなり守護聖さまがたが巨大イカと家宝の剣で華麗に戦ってみたり、巨大カニと戦ってみたり
いやー途方もないですネ！
いいんだ、イカと戦おうがカニと戦おうが、ネオロマンスだもん!泣いてなんかいません！涙は心の汗です。（ちょっと脂汗）