彼女の絵はすごい、初めて見たときこんなすごい絵を描く人がいるんだとものすごい衝撃を受けました。
しかも、彼女は同じ構図を何度も何度も何度も描いて、更に気に入らないと修正液でけしてはまた上にペンを入れ、更に気に入らなかったり個人的に満足しちゃうと
す・て・ちゃ・う・の・デスヨー！！

いかん、こんなオスアン世界遺産をぽいぽい捨てられてはオスアン人類の損失でありますよ！
そんなわけで私は彼女の原稿やFAXを過去10年以上にわたって回収ファイリングを続けているのでした。
それでも未回収のものがとってもたくさんあって己の力不足を嘆くばかり。

昨年、イタリアに行ったとき、バチカンの美術館で老人のスケッチが展示されていました。
木の板きれにかかれているのですがすごい精密なデッサンだったのですが、それを描いたのがレオナルド・ダ・ビンチ
なんでも一カ所デッサンが狂っているところがあってそれが気に入らず捨ててしまい、そのままそのキャンバスは椅子の底板になっていろんな人のお尻の下に…ぎゃーす！
そんな人物を知ってるよ、私！
自分の描いた絵をぽいぽい捨てて、デッサン狂ってると平気でぽい。
キャンバスを塗りつぶすがごとく原稿用紙を修正液で塗りつぶす人を！
以来、私の中で大崎さんはレオナルドなのです。
天才ですが、すぐ原稿捨てる危険人物なので保護が必要です。

さてさて、今日は古本屋でかわぐちかいじ先生の「ＣＯＣＯＲＯ」を発見！
レオナルド・ダ・ビンチの少年期を描いた作品ですごいよかった。
ルネッサンスの「まんが道」みてるみたいでしたよ。（どういう例え？）いや〜、やっぱり魂ふるえるわ。
というわけで、「マリナー様が見てる２」の表紙は没になりました。だってやっぱり気に入らないんだもん。
今日から下描きにかかります。
そんでもって同じく古本屋で島本和彦先生の「吼えろ、ペン」を購入。
あいかわらず熱い！熱いよ！島本アニキ！うっかり読み込むと自分の健康を害してしまいそうなくらい熱いです。
おかげで今日整骨院へまた行くことになりました。
「あ〜また背骨から首まで曲がってますね。え？1日２時間パソコンに向かってる？絵描いてる？原因はそれですねー」
ががががががががーん！
しかし、しかし先生！私は絵を描かないと萌えがつまって死んでしまうのですが！？
そんなこたー先生は知ったことではありません。
くくくくく〜！でも、描く。

そんな大崎さんの絵はこの間の夏コミで大量に保護してきました。「スタジオモニカ」のぶんどり品…もとい略奪…もとい「いただきもの」のページでまとめてアップしております。
そうそう、夏に「今度、速水描いてください」と頼んだらちょっと困った顔をしながら「あ、じゃまた今度」と言ってくれたのでもしかしたら拝めるかもしれないわｖ
でもレオナルドは原稿依頼したあと納品はいつになるか全くわからないのだ。
こうしていつも大崎さんを困らせる困った私。ごめんね。
速水は無理しなくていいので、それよりオスアン描いてほしい。切実。